海外ブランドスーツとオーダースーツのメリット、デメリット

成人式、パーティ、会社役員の方などで海外ブランドスーツを着用してる方を見た事はございませんか？

海外スナップやコレクションなどで外国人の方がブランドスーツを着こなしているのを見ると、
自分も着てみたい！！ってなりますよね。
最近だとあの大谷さんがアンバサダーを務めて着用しているHUGO BOSSが年々人気が増しているとか。

そんな人気で格好良い高級海外ブランドスーツですが、オーダースーツ店から見た海外ブランドスーツを
オーダースーツと比較しながらメリット、デメリットをご紹介。

海外ブランドスーツのメリット
海外ブランドスーツのデメリット
オーダースーツのメリット
オーダースーツのデメリット

海外ブランドスーツのメリット

１、ネームバリュー

まずは何よりこれ。
アルマーニ、グッチ、トムフォード、ドルチェアンドガッバーナ、バーバリーなど
誰しも一度は耳にした事があるであろう有名ハイブランドたち。
誰もが高級ブランドだと知っている中で、
そのブランドを着用するという高揚感、満足感などはハイブランドでしか得られない事でしょう。
そんな高級が故の着用者の希少性やブランディングはハイブランドならではです。

2、とにかくデザインが格好良い

やはり一流デザイナーがデザインしたスーツなのでシルエット、トータルバランスなどとても美しい設計になっています。
各ブランドデザイナーの「このスタイルが格好良いんだ!!」というのが表現されたスーツは
独自のオーラもあり着用した者を素敵なシルエットにしてくれます。
ブランドによってはそのブランドならではの特徴的なデザインのスーツもあり、見る人が見たらすぐにわかるような物も。

3、憧れの芸能人と同じブランドを着用できる

HUGO BOSSの大谷翔平さん。
GIORGIO ARMANIの西島秀俊さん。
FENDIの目黒蓮さん。
GUCCIの志尊淳さん。などなど。。。

様々なブランドで素敵な有名人の方がアンバサダーを務めています。
その中に自分の好きな方、憧れの方などがいたら一度は着てみたいと思ってしまいますよね。
実際に同じモデルのスーツなどを着用した時にはきっと少しは憧れた方に近付けた気持ちになれるはずです。
そんな感動を得られるのもブランドスーツの魅力の一つです。

ダニエルクレイグ　グレースーツ　高級車
この仕事をしていると未だ圧倒的人気は
映画007でジェームズボンド役のダニエル・クレイグが劇中で着用しているTOM FORDです。
男らしさ、デキる男のスーツ姿を体現していますよね。
そんな使用しているスーツは1着50万円以上で、ハードなアクションをこなして
泥だらけになるシーンなどもたくさんですが・・・・さすがハリウッド映画ですね。

海外ブランドスーツのデメリット

１、高価格

ハイブランドと言われるが故のブランディングのためどうしても価格帯は高価格になってしまいます。
既製品で20万円〜80万円と幅は広いですが、かなりの高級品です(ハイブランドでのオーダーだと100万円を超えてきます)
高価格な理由としては、上質な生地を使いヨーロッパの高い仕立て技術で生産され、
良い品物には間違いありませんが、先述の様に有名人を使用した莫大な広告費もかかっているからです。
その他にも駅構内や街中でハイブランドの広告を目にする事も多くあると思います。
そこにも当然膨大な広告費が使用されています。
そんな広告力もあり、誰もが知ってるからこそ欲しいと思われるのがブランドの力とも言えるでしょう。

２、日本人にはサイズが難しい

憧れの海外ブランドスーツはそのブランドの国の方の体型に合わせて作られている事がほとんどです。
例を挙げればドイツのブランドであるHUGO BOSS
ドイツ人の方はそもそも骨太で体格の良い人種です。
その上男性の平均身長が180cmだとか。。。
なのでそもそものサイズ展開がそういう方達向けに着丈や袖丈が長めに作られています。

ドイツ代表　スーツ
サッカーのドイツ代表のオフィシャルウェアとしてHUGO BOSSを着用していましたが、
格好良いのはその体型にピッタリだから。
その中で身長193cmで体格の良い大谷選手だからこそ格好良く着用できるブランドと言ってもいいでしょう。

その他GUCCIやARMANIなどのイタリアブランドも
手足の長いイタリア人の体型をベースに作られているのでどうしても日本人には難しいところ。
袖や着丈はお直しすればいいのでは？という声もありますが、ボタン位置やポケット位置は動かせないので結果的に、
デザイナーが設計した全体のバランスを崩す事になるのでどこかアンバランスな仕上がりになってしまいます。
1~2cmのお直しで着れるくらいなら良いですがそれ以上詰める方が大半・・・
身長175cm以上の方は一度試着してみるのをオススメします。

３、個性が出ない

良くも悪くもブランドのスーツを着たらそのブランドのスタイル、雰囲気に仕上がります。
それがハイブランドの力。
目立つハイブランドではあっても自分自身の個性やオリジナリティ、こだわりなどを出すのは難しいでしょう。
成人式やパーティなどで目立ちたい、被りたくないなどの方はオーダーをオススメします。
またビジネスシーンではあからさまなブランド物を身に付けているのが、悪印象になる事もあるのでご注意を。

オーダースーツのメリット

１、好みのサイズで作る事ができる

オーダーメイドですので、既製品のハイブランドとは違い
ご自身の身体のサイズに合わせて作成できる事が何よりのメリットです。
「スーツはサイズ感が命」と言われるほどサイズが重要となってきます。
サイズの合っていないブランドスーツに着られているより、サイズの合ったオーダースーツの方が何倍も格好良く見えます。
近年トレンドでもあるオーバーサイズで作成する事も可能です。
オーバーサイズだけどサイズが合っている様な、理想のサイズ感や丈感で作成できます。
実際にサンプルを着用し理想のシルエットのスーツを作成しましょう。

２、個性が出せる

オーダースーツはあなたがデザイナーです。
表生地、裏生地、ボタンなどを何万通りにもなる中で、
カスタマイズし作成するため他の人と同じスーツになる事はほぼ皆無です。
その他ディテールやステッチカラーなど多くのカスタマイズをしてご自身の理想の一着を作成していきます。
一部ハイブランドデザインの要素を取り入れるなどもでき、かなりのワイドラペルにしたり、
ゴージ位置を変更したり、フロントカットを変えたりとデザインも自由に作成可能。
そうして作成されたオーダースーツは自然と「あなたらしい」一着と仕上がっていくと思います。
オーダーした思い入れもあり、きっと長く綺麗に着用していただけることと思います。
成人式やパーティーで周りと差を付けたい方、仕事のモチベーションを上げたい方にはぜひオーダーをオススメ致します。

３、中価格

オーダーメイドのためもちろん既製品スーツよりはお値段が上がりますが、ハイブランド程金額は跳ね上がりません。
比較的一般的なデザインや生地であれば10万円以内。
高級生地や少し変わったデザインなどにしていくと10~20万円くらいが相場といったところでしょうか。
仮縫などがある本格的なフルオーダーになると20万円を超えてきますが、
大体数のお店が「パターンオーダー」か「イージーオーダー」がメインとなりますので上記の価格くらいになってきます。
大手チェーンのパターンオーダーのお店ですと2万円台くらいから作成できるところもありますが、
生地の種類が少なかったり、デザイン変更などができなかったりする事がほとんどなので要注意。
PRIVEはイージーオーダーで¥40,000〜作成可能となっています。
オーダーはご予算に合わせて作れるのも嬉しいポイントです。

オーダースーツのデメリット

１、生地からの仕上がりイメージが難しい

オーダースーツは生地選びから始まります。
数百~数千種類の中から選ぶため、もちろんその仕上がり品が全てある訳ではないので
生地見本から実際にスーツになったイメージをしなくてはなりません。
お店によってサンプルが置いてある数が異なりますが、近しい物があれば試着をしてイメージをしていきましょう。
PRIVE店内写真　サンプルスーツ
PRIVEでは常時既製品として販売しているスーツも多くあるのでご試着して頂きイメージしやすくなっています。
オーダーが3着目以降くらいでやっと生地からのイメージがスムーズになってきたりするので
初めてのオーダーの方は、PRIVEの様にサンプルが多く置いてあるお店がオススメです。

２、手間がかかる

オーダーは先述の様に生地、ボタン、デザインなど全て選択しなくてはなりません。
様々な選択が終わったら採寸とフィッティングとなるためトータル所要時間は約60~120分。
お忙しい方や面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
その時間をかけてオーダーするという贅沢な時間、そして楽しさをぜひ体感して頂ければと思います。